<目次>
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投資の全体観、FIREや人生論について
思い込みや偏見を捨てることの大切さ
投資に不可欠な資質や考え方について
「投資は、最もリアルなネットゲームである」
「投資というゲームの特殊性は、予定調和なプログラムが組み込まれていない点にある」
「投資の世界でゲームオーバーになる唯一の原因は、一世一代の大勝負に打って出ることだ」
「投資は、数百回単位の小さなトライ&エラーを積み重ねてはじめて上達を実感できる」
「投資は、市場に参加する大勢のプレイヤー達が、何をどう考えているのかを考察するゲームである」
「投資は、他人と競争することで成果が上がるゲームではない」
「投資技術の向上に必要な姿勢は、一に反省、二に反省、三、四がなくて、五に反省だ」
「投資初心者が犯す失敗をすべて体験し、それらの改善策を習得した者を、投資上級者と言う」
「投資上級者を目指す過程では、初心者の頃に正解と思っていた考えを逆転させる局面が何度も訪れる」
「今日の取引に対する改善策がなければ、明日の勝負に望みは繋げない」
「投資には必勝法がないと悟ることが、投資の基礎になる」
「相場を予測することに執着すると、予測が外れた時、冷静に対処できなくなる」
「相場予測は全て外れる、と決め込んでいれば、予測が外れた時でも素早く対処できる」
「優れた相場観を持つ人ほど、自分の相場予測を発表しない」
「中立的な相場観を崩さない冷静な投資家は、永遠に生き残る」
「相場観は投資家の数だけ存在し、そのどれもが身勝手な妄想にすぎない」
「相場追認型の後出し解説に価値はない」
「あしたの天気予報は有益だが、あしたの相場予測は有害だ」
「相場の原理を多く知るほど、現実の相場は原理どおりに動かないということを学ぶ」
「株価は、熱心に監視していない間に大きく動く」
「マーケットも人間社会の一部である以上、理不尽な世界であることは必然だ」
「相場の動きに先入観を抱く投資家は、富を手放す羽目になる」
「マーケットはある日突然、その表情を一変させる」
「投資の世界で、一から十まで綺麗に成功する人はいない」
「マーケットに激しい逆風が吹いても、投資家としての自分を見放してはならない」
「暴落こそが投資家を本物に育て上げる」
「暴落を有難く思えるうちは、相場に睨まれる心配はない」
「暴落に怯える投資家は、投資の正論をことごとく忘却する」
「大暴落は、未曾有の天災のように予想も回避もできない」
「地獄の相場を天国に変えうるものは、徹底した資金管理のみである」
「投資の世界では、勝った人達の言葉より、負けた人達の言葉を、ありがたく心に刻まなければならない」
「投資スクールより実際の相場にお金を注ぎ込むほうが、大きな学びに繋がる」
「投資の情報商材に大金をつぎ込んだ時点で、すでに大損だ」
「他人に頼ってばかりの投資家は、上手くいかなかった時、その他人のせいにする」
「複利は、投資家だけが発掘できる秘宝であり、年々その輝きを増す」
「複利と共に生きる投資家は、長生きすることが楽しみになる」
「複利を存分に実感するためには、投資効率の最大化を第一目標に据えなければならない」
「賢明な投資は、子々孫々まで潤す」
「企業の夢を応援することが投資だとすれば、投資家は老人になっても企業と共に夢を追いかけられる」
「投資に近道はないが、投資は人生の近道になる」
「投資で幸せをつかむ前に、投資で不幸を手放そう」
「投資家は、労働者のように汗を流す代わりに、心の血を流さなければならない」
「資産家を志す者が、日々のささいな相場変動に一喜一憂するとは情けない」
「投資家も労働者も、社会的な役割が違うだけで、資本主義社会の存続に欠かせない」
「株式投資は、企業活動を応援する一種の社会貢献だ」
「株価チャートの奴隷になっている投資家は、会社の奴隷になっている労働者より不憫だ」
「トレードは、嘘とごまかしが一つも通用しない特殊な仕事である」
「FIREの本質は、経済的な不安を取り除くことで、ありのままに生きることにある」
「FIRE達成者が、遊んで暮らしても、仕事に復帰しても、自由人が暇潰しをしているに過ぎない」
「仕事で時間を埋める以外にも、人生の空しさを埋める術を持つべきだ」
「数人家族で普通に生活するのに、1億円あっても不十分だと言う人は、資産よりも知恵が足りていない」
「資産家になる方法より、幸せ者になる方法を考える方が先決だ」
「自分の個性に適したマイペースを守ることが、幸せの第一条件である」
「お金や肩書きといった形式をそろえても、愛や夢という内容が伴わなければ、人生の幸福は味わえない」
「愛する者同士は、お金を使わず同じ時間を過ごすだけでも幸せを感じられる」
「健全な愛情関係は、幸福を味わうためのコストパフォーマンスを抜群に高める」
「お金を増やすことに執着しすぎると、お金を使うたびに罪悪感に襲われる」
「理性的な倹約は人生を豊かにするが、独善的なケチは人生を貧しくする」
「倹約とは、買い物を我慢することではなく、上手な買い物の仕方を発見して生活を楽しくする術である」
「苦しみを伴う節約は、『生活を楽にする』という節約本来の目的と矛盾する」
「倹約に取り組むと、世の中全般について詳しくなり、一人の生活者として成長する」
「倹約とは、無駄なものを捨て、大切なものを拾い集めるプロセスである」
「良いものを厳選して安く買う点で、倹約のマインドは株式投資のマインドと合致する」
「時間は回収できない貴重な資産であり、それを稼ぐ一番の方法は、健康に気を配り長生きすることだ」
「健康維持という最も大切な仕事を、他の仕事でないがしろにしてはならない」
「体調管理は、投資家にとって最も重要なリスク管理の一つである」
「大金を所有しても、精神が病んでいれば、健全なお金の使い方はできない」
「他人の投資スタイルは、けなすためではなく、学ぶためにある」
「短期間で何回か利益を出せたところで、そのトレード手法が長期的に通用するのかは分からない」
「投資スタイルの確立には時間と手間がかかるため、自然体で続けられる方法に特化する必要がある」
「謙虚になると、自分とは畑違いの投資スタイルの中にも、良いヒントを見出せる」
「長期投資だけが正義だと思い込むと、短期投資を目のかたきにしてしまう」
「『ネオモバ』などで毎日一株ずつ買うスタイルは地味だが、習慣化すれば相場が急落した日も狼狽売りの心配がない」
「現物のみを扱う場合でも、相場の需給を把握するために、信用取引の仕組みを学んだほうがいい」
「投資初心者こそ、色々な投資に少額でチャレンジし、小さな成功と失敗を数多く積むべきだ」
「しっかり損をしなければ、しっかりとした学びは得られない」
「投資家にとって最大の成長機会は、実際に損失を出して痛い思いをした瞬間だ」
「小さなトレードの失敗をいくら積み重ねても、破産へ発展する可能性はまずない」
「富豪になるまで小さく勝ち続けることは難しいが、破産するまで小さく負け続けることも同様に難しい」
「投資上級者であっても、一発の大勝負に挑むことは、自分を極めて不利な状況に陥れる」
「喜怒哀楽を伴う成功と失敗の実体験が、自分の投資スタイルを磨く最高の糧になる」
「長い目で見れば、一度はつらい損切りを経験しておくのも悪くない」
「賢者のような投資家も、初心者の頃は人に言えない失敗を繰り返している」
「負けトレーダーは経験ばかりを積み重ねるが、勝ちトレーダーは改善を積み重ねる」
「投資の方法論について固定観念を抱くことは、自分の進化の芽を自分で摘むことを意味する」
「特定の投資スタイルを推奨する『投資の先生』に、真っ当な指導力は見込めない」
「十年間、同じ方法で投資を続けている人は、十年間、何も学べなかったということだ」
「数年前の自分の取引履歴は、全て黒歴史だと思えるほうがいい」
「ウォーレン・バフェットなど偉大な投資家達の成功の秘訣は、自分の投資スタイルをたえず進化させ続けたことにある」
「自分の投資スタイルにいつも疑いを抱いて、自信を持てないくらいが丁度いい」
「自分の資産規模、年齢、性格、投資経験などによって、相場での戦い方は変化するのが自然だ」
「一人の師を信じるより、多くの師を心の中に持つ方が、投資思想の観点でリスクヘッジになる」
「自分が最も遠ざけている思考の中に、自分の投資の幅を広げるヒントが隠されている」
「自分と正反対のスタイルの投資家から学べることは非常に多い」
「投資家にとって、変化を恐れることに勝る損失はない」
「投資手法や相場観において、特定の個人や流派の思想に染まることは、思考の死を招く」
「株式市場は、一つの投資思想に取りつかれた人間が生き残れるほど甘い世界ではない」
「ある人の投資の成功事例が、違う人にも当てはまるとは限らない」
「投資効率を追求せず、数十年かけて最低限の資産形成を行う場合は、投資スタイルを進化させる必要はない」
「投資の腕が上がるほど、自己都合よりも相場状況を重視した資本配分に集中するようになる」
「アセットアロケーションは、投資家の年齢や資産状況ではなく、相場環境に応じて変化させたほうがいい」
#『アセットアロケーション』
資本配分。ポートフォリオの各資産の割合を調整してリスクとリターンのバランスをとる投資戦略。
「デメリットだけを並べて特定の投資手法を吊るし上げても、建設的な議論は生まれない」
「立派な投資理論を頭に叩き込んだ所で、経験に裏打ちされた言葉でそれを語れなければ、自分の血肉になっていない」
「『インデックス投資こそが最適解』と言い張る人達の大半が、インデックス投資で大きな実績を残していない」
「個別株投資でも、優良株を割安圏に絞って買い集めれば、インデックス投資に勝つ公算は大きい」
「いかなる投資手法であれ、債券やコモディティなどを含まない株式一辺倒のやり口は、資産運用のプロの視点で言えば邪道である」
「理論的に正しい投資手法を採用することが、現実的にも正しいわけではない」
「自分が現実に扱えない投資手法は、もはや『手法』とは呼べない」
「自分の非合理な感情や性格を考慮して投資スタイルを決定することは、極めて合理的と言える」
「自由を勝ち取るための投資で、自由を放棄するような投資スタイルを選んでいては、本末転倒だ」
「下手な欲望が、上手くいっていたはずの投資スタイルを崩壊させる」
「投資の最適解を導き出す最大のヒントは、いつも自分の中にある」
「投資の最適解とは、リスク管理の最適化に他ならない」
「リスク管理ができない人の投資の最適解は、現金を現金として保有しておくことだ」
「投資家全員が守るべき唯一の掟は、資金管理を徹底することだけだ」
「ポートフォリオは、その時々の投資家の個性や相場状況を映し出す鏡であり、永遠に完成しないパズルだ」
「現金比率は、全ての投資家が分かち合える究極かつ永遠のテーマである」
「利益の最大化を追求する投資家は、生涯、発展途上でなければならない」
「投資で大きな成果を出す人は、大勢の意見に左右されない、企業分析をしっかり行うなど、『優位性のある少数派』に自分の身を置いている」
「相場の上げ下げは買いと売りの多数決で決まるのに、多数派の思考に属するとなぜか負け組になってしまう」
「本当の『敗者のゲーム』は、インデックス投資をしないことではなく、相場の多数派と常に同じ行動をとることだ」
#『敗者のゲーム』
インデックス投資が一般投資家の最適解(=インデックス投資以外は敗者のゲーム)であることを説いた書籍。
「投資家の優位性は、皆が本能的にやりたがらない投資行動を、理性的にやり続けることで高まる」
「『優位性のない多数派』の代表格、リスク管理ができない投資家層からは、いの一番に脱出しなければならない」
「大多数の人は数年のうちに心が一変するから、首尾一貫した継続力には一定の優位性がある」
「インデックスの積立投資は、大勢の人と同じ投資商品を、同じペースで実行するため、継続することだけが唯一の優位性になる」
「インデックス投資は、誰もが十時間で理解できるが、誰もが十年継続できるわけではない」
「大衆が度々見せる最も特徴的な習性は、事あるごとに大騒ぎして目線がぶれることだ」
「投資の世界では、岩のように固い信念より、水のように柔軟な思考の方が、優位性は高い」
「市場参加者の大多数が同じシナリオを頭で描くと、現実のシナリオは不思議なことに反転を開始する」
「大衆はよく間違えるからといって、安易にその真逆へ進むと、もっと間違えてしまうことがある」
「『人の行く裏に道あり花の山』を実践するためには、花の香りのする道を言い当てる嗅覚を鍛えなければならない」
「大勢の人と違うことをするのが好きな単なる天邪鬼(あまのじゃく)に優位性はない」
「銘柄の人気と投資価値は反比例の関係にある、という法則に従えば、安定した利益を生み続けられる」
「『オワコン』のレッテルを貼られた優良株は、まもなく底入れし、皆が忘れた頃には反転上昇している」
「80%以上の投資家達がためらうポイントでエントリーできるマインドには、上位20%以内に入る優位性が備わっている」
「有名な指数が例えば月足ベースで二本の大陰線を引いたら、大半の投資家は売り目線に切り替わるから、自分の目線は買いに振らせなければならない」
「『ネオモバ』などの少額投資や、インデックスの積立投資は、常に買い目線で相場と対峙する点に一定の優位性がある」
「『高配当株投資は非効率』と敬遠する人が多くなるほど、高配当株は平均的に割安になって投資価値が高まる」
「高配当株投資がブーム化すると、優良な高配当株が高配当でない水準まで買われて投資価値が減退する」
「『日本は世界一』と皆が称えればバブルは崩壊するし、『日本は衰退国』と皆が揶揄すれば日本株は上昇に転じる」
「投資の歴史的名著を五冊も読み切る人は稀だから、それを実行するだけで、投資家層の上位数%に入る可能性が高まる」
「『投資本は役に立たない』と言う人は、間違いなく投資本を読んでいない」
「銘柄を分散するように、投資本のジャンルも上手く分散した方が、思考に関するリスクを軽減できる」
「本屋に行って、自分が一生読まないような本にあえて手を伸ばすと、意外と良い自己投資に繋がる」
「自分の狭い世界に閉じこもるのが好きな人間に進歩はない」
「企業分析力、積立の持続力、チャート分析力など、自分の強みがひとつ言えれば、激しい逆風にも負けない」
「SNSなどで大勢の投資家に広まった情報は優位性が低いから、知って損するリスクを警戒しなければならない」
「SNSの投資情報は、一般的に速報性はあるが、解釈の正確性に乏しい」
「経営者がメディアに頻繁に露出し、カリスマ的な扱いを受けて過大評価され始めると、その企業の株価は一旦の天井が近いと思った方がいい」
「世界人口の増加や、米国経済の成長など、将来に対して誰もが認識している情報は、すでに株価に織り込まれているから価値が乏しい」
「自分が企業を正しく評価しても、多くの人が間違った評価をしてくれないと、大きな利益には繋がらない」
「盛りだくさんの投資情報を毎日追い回すより、程々の知識量で頭をシンプルに整理しておく方が強い」
「稼げる投資家になろうとして、経済に関する様々な情報を読み漁っていると、いつの間にか稼げない評論家になっている」
「投資家を守る高品質な情報は、企業の有価証券報告書など、閲覧者の少ない正式な一次情報の中にある」
「利益に直結しない情報源を順番に断っていくと、ほとんどの投資情報は自分の投資活動に必要なかったことに気づく」
「AIやハイテクの話題で皆が盛り上がっている時に、資源株やゴールドに目を配る投資家は筋がいい」
「専業投資家になる資格があるのは、投資家層の上位0.5%程度だろうから、200人中199人の大衆と同じ思考回路で相場に臨んではいけない」
「専業投資家として生計を立てるということは、兼業時代の自分の取引が『お遊び』に見えるということだ」
「年間の利益目標を掲げることは、相場を無視した自己都合にすぎず、投資家の優位性を上げるものではない」
「毎日確実に1万円稼げるような都合のいいトレード手法が存在するはずはなく、日々の稼ぎの大部分は相場が決める」
「トレーダーとして良い仕事を続けるコツは、取引に対するモチベーションを『そこそこの状態』に保ち続けることだ」
「『プロのアクティブ投資家の大半は、S&P500のリターンに勝てない』と考えるより、『S&P500に勝てない投資家は、そもそもプロを名乗る資格がない』と考える方が正しい」
「兼業投資家は、専業よりもゆとりがあり精神的な優位性が高いはずだが、早くFIREしたいなどの焦りが芽生えると優位性が急低下する」
「専業投資家を生業とするためには、配当金だけで生活できる経済的な基盤を、兼業時代に構築しなければならない」