投資手法

第2章.投資手法


<目次>

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・長期投資と短期投資

投資と投機の共通点と相違点

 

・バリュー投資とグロース投資

二大手法の相違点と基本戦略

 

・インデックス投資と高配当株投資

個人投資家に人気の二大手法



長期投資と短期投資


 

 

 

「長期投資の王道は、安定した企業の株を、安全な価格で、安心できる株数だけ買うことだ」

 

 

「長期投資で最も価値のある行動は、のんびり寝て待つことであり、普通の社会人の常識とは対極をなす」

 

 

「長期的に株を買わないことも、長期投資の立派な戦略のひとつだ」★

 

 

「長期投資は、退屈でやることがない時ほど順調と言える」

 

 

「長期投資において、待つことよりも大切な事が一つあるとすれば、チャンスが訪れた時に見逃さないことだ」

#バフェットは「投資に見逃し三振はない」と言っていますが、私はあると思って投資しています。

 

 

「長期投資をやめたい人の多くは、電卓で計算した複利と、現実の資産推移のギャップに苦しんでいる」

 

 

「長期投資に関する書籍を多く読むほど、暴落に対する恐怖が薄れて、冷静に相場と対峙できるようになる」

 

 

「正しい手法で投資を実行していても、長期間、損失を抱え続けることはままある」

 

 

「計画性のある長期投資では、暴落に対する不安より、優良株を安値で収集する楽しみが常に勝る」

 

 

「長期投資家は、数年後に合格発表がある試験を受けるような気持ちで、株を仕込まなければならない」

 

 

「大暴落の恐怖に性格上耐えられない人も大勢いるから、長期投資を万人に一律で推奨することはできない」

 

 

「大暴落に対する恐怖を克服するためには、バンジージャンプを飛ぶのと同様、理屈を超えた才能が必要だ」

 

           

「ウォーレン・バフェットなど、偉大な長期投資家でもポジションを一気に手仕舞うことはあるから、株を大量売却することをためらう必要ない」

 

 

「バフェットは、約3割の株式を取得後1年未満で売却する」★

 

 

「バフェットに学ぶなら、超長期で保有する銘柄は、生活必需品や金融セクターの高収益企業が良い」★

 

 

「株を永久保有する手法は、投資効率の観点で言えば、邪道以外の何物でもない」

 

 

「株の永久保有は、真面目で潔癖な性格に適した戦略だ」

 

 

「長期投資でも、大胆な損切りを迫られる局面は訪れる」

 

 

「投資先企業の経営効率が優れていても、投資家自身の投資効率が悪ければ、利益が出ないばかりか、損失に繋がる場合さえある」

 

 

「株式の保有期間は、銘柄や相場環境、投資タイミングなどによって、大きく変化する方が自然だ」

 

 

「株を忍耐強く保有し続けることを、美徳としてはならない」

 

 

「日経採用銘柄から30社をランダムに選択し、過去10年間の月足チャートをチェックすれば、株を全く売らない戦略がいかに非効率であるか分かるはずだ」

 

 

「長期投資だけが正義だと思い込むと、短期投資を目の敵にしてしまう」★

 

 

「投資家も投機家も、利益を得ようと相場に群がっている時点で、同じ穴のムジナだ」

 

 

「長期投資家が短期投資を、短期投資家が長期投資を真剣に学ぶと、新たな地平が開ける」

 

 

「投資のゴールは、長期的に株を保有することではなく、長期的に生き残ることである」

 

 

「相場の動きを毎日欠かさずチェックしているなら、短中期投資をしないともったいない」

#長期投資に向いている人は、相場自体への興味が薄い人です。

 

 

「含み損を抱え続けることに性格上耐えられず、損切りすることに抵抗感がない人は、短期投資に向いている」

 

 

「『短期投資は手数料分だけ必ず負ける』といった極論は、長期投資へ誘い込む口説き文句にすぎない」

 

 

「『投資は長期目線ですよ』というアドバイスは、証券マンが短期的に損をしている顧客達をなだめ、責任逃れを行う際にも用いられる」

 

 

「『短期投資で儲けられるのは天才だけだ』といった極論を、長期投資の信者は大した検証もせずに口走る」

 

 

「短期的な相場の動きの大半がランダム・ウォークであっても、相場の値幅やレンジを想定できるなら、短中期投資は有効に機能する」

#例えば、バリュー株がバリュー株でない割高水準まで値を飛ばすことはほぼないですし、逆にあり得ない水準まで下落することもほぼありません。特定の株価に達すると、ランダムではない人間の売買の意志が働くからです。

 

 

「短期投資は、相場がレンジ内である程度ランダムに動いてくれることを利用して利益を得る」

#「短期的な相場は予測不能=短期投資は儲からない」という誤った認識が書籍やネットで広く見受けられます。ランダムであっても特に問題はありません。

 

 

「重要指標の発表など、大きい材料が出た瞬間のランダムではない値動きを捉えて短期的な利益をとる方法もある」

 

 

「短期投資も長期投資も本質的には同じで、どちらも、相場の動きを言い当てるゲームではなく、相場が取りうる値幅を言い当てるゲームである」

 

 

「将来のおおよその株価を予測するのは構わないが、その株価へ至る細かいチャート形状までを予測してはならない」

 

 

「短期間でお金持ちになる方法はなくても、短期投資を長期間上手く続ければお金持ちになれる」

#「短期間でお金持ちになる方法はない=短期投資はダメ」という論理のすり替えが、書籍やネットで横行しています。

 

 

「長期投資が報われないレンジ相場も、短中期投資だと、低リスクで戦える絶好の狩り場になる」

 

 

「短期間でFIREを達成できないことは確かでも、長期投資だけで20年かかる所、短期投資の腕を磨いて10年に縮められれば、人生は大きく変わる」

 

 

「取引が短期になるほど、低リスクで多くの実験をこなし、優位性を一つでも発見する所から始めなければならない」

 

 

「短期投資は日常的に税を負担するから、取引を高リスク・高頻度にしないと、長期投資に追いつかない」

 

 

「スイングトレードは取引頻度が低いから、活況相場の初動で大きく順張りするのが定石と言える」

 

 

「デイトレは、投資期間で言えば最も低リスクな取引だから、まずは取引頻度を高めることが基本になる」

 

 

「デイトレで負ける主因は、値動きの激しい銘柄や時間帯、信用取引を選択して自らリスクを高めることにある」

 

 

「短期投資の世界では、潔い損切りで小さな敗北を認め続ける投資家だけが、長期的な勝利を収める」★

 

 

「入口が低リスクな短期投資でも、損切りできずに出口が長期投資になると深刻な事態になりうる」★

 

 

「相場が下がった時に、気が滅入るのが短中期投資、ほくそ笑むのが長期投資である」

 

 

「短期投資にのめりこむと、あれこれと調べ物が多くなり、慢性的な情報過多によって頭が混乱状態に陥る」★

 

 

「長期投資で待つことの重要性を覚えた投資家は、短期投資で『ポジポジ病』に罹る心配がない」

#ポジポジ病とは、とにかくエントリーしていないと気が済まなくなることです。

 

 



バリュー投資とグロース投資


 

 

「投資初心者のうちは、株を安く買うというより、高く買わないという意識で相場に臨んだ方が良い」

 

 

「優良なバリュー株は、年月を重ねる度に深みを増すヴィンテージ、有望なグロース株は、新しい風を感じさせるクールモダンと言い換えられる」

 

 

「投資の難易度としては、グロース株への集中投資が最も難しく、バリュー株への分散投資が最も易しい」

 

 

「バリュー投資は過去の実績を、グロース投資は未来への期待値を主な材料として投資判断を行う」

 

 

「バリュー株は、下値余地が限定的な投資商品だから、ローリスクな割には大きなリターンを見込める」★

 

 

「バリュー投資は、高値掴みを防ぐには最適の手法で、まとまった資金を長期間安心して投入できる」

 

 

「バリュー投資は、値上がりしやすいことより、値下がりしにくいことに主眼を置いている」

 

 

「バリュー投資を行うためには、自分なりの方法で割安度をはかる物差しを持たなければならない」

 

 

「バリュー投資の基本にのっとれば、『暴落なら買い』ではなく、『割安なら買い』となる」

 

 

「配当利回りも割安度を測る重要な物差しであり、その値が上昇するほど割安と認識される」★

 

 

「バリュー株は、企業価値や配当利回りで取りうるレンジを想定できるから、短中期投資でも活用できる」

 

 

「バリュー株が中長期的に上昇している時は、相場が未来の業績拡大を織り込んで、新たなレンジを模索している時である」

 

 

「バリュー株は、エネルギーや金融関連の銘柄が多く、インフレや金利上昇に強い」★

 

 

「安定的に短中期投資をするなら、割安でレンジを形成しやすい日経平均などの指数連動型ETFを使うのも安全で良い」

#インデックスは長期投資で使うのが一般的ですが、短期投資で活用しても構わないはずです。

 

 

「日経平均株価が暴落しても、企業価値が低下していないなら、バリュー株を手仕舞う必要はない」

 

 

「落ちるナイフでも、割安だと確信できるなら、正々堂々と掴みにいくのがバリュー投資家としてあるべき姿だ」

 

 

「バリュー株の売り時は、PBRが例年に比べ割高になるなど、企業価値がやや過大評価された時がいい」★

 

 

「投資初心者にとって、新興市場やグロース相場は、泳ぎ切れない沼である」

 

 

「グロース投資は、長期目線と言ってのんびり構えていると、お金がみるみる減っていき、もう二度と回復したい恐れがある」

 

 

「グロース株の場合、暴落時の投げ売りは、必ずしも誤った投資行動ではないことも多い」

 

 

「グロース投資は、ノーリスクのバーチャル・トレードで日々練習を積んでおいたほうがいい」

 

 

「国内のグロース市場には、業績不安定な企業や、万年赤字企業など、優良とは言い難い企業が数多く存在するため、投資判断が難航する」

 

 

「グロース投資は、高く買うリスクと常に隣り合わせだから、含み損を幻とみなしてはいけない」

 

 

「塩漬けにしても問題がないグロース銘柄は、NASDAQ指数連動型のETFくらいだ」

 

 

「NASDAQ指数は、歴史上100%の確率で高値を更新し続けており、世界で最も信頼できるグロース銘柄であることは疑う余地がない」

 

 

「NASDAQなどグロースが主導する指数は、レンジの期間が短く上下のトレンドが長期化しやすい」★

 

 

「グロース相場は、将来に対する期待と幻想を頼りに、非現実的な相場まで先走る」

 

 

「グロース相場は、上昇している時は風船より軽く、下落する時は鉛より重い」

#グロース株を値ごろ感だけで購入するのは危険です。

 

 

「ハイテク株など、かつてグロース株だった銘柄が、長期的に割安なまま放置されることもある」

 

 

「グロース相場は、個人の信用買いや大口の相場潰しで暴騰・暴落するため、企業分析に加えて需給分析が必要になる」

 

 

「相場が大きく下がったからと言って、グロース株を値ごろ感だけで拾ってはならい」

 

 

「グロースの相場は、投資家達の主観や期待をかなり織り込むから、客観的な企業分析が報われにくい」★

 

 

「グロース投資は、需給・チャート分析に基づくテクニカルな手法で機械的に処理するほど投資効率が上がる」★

 

 

「バリュー投資は『逆張りとナンピン』、グロース投資は『順張りと損切り』を意識すると成果が出やすい」

 

 

「順張りは上昇トレンドの初動を素早くとらえる能力、逆張りは下落トレンドの終盤まで待つ能力が試される」★

 

 

「バリュー投資は泥臭いファンダメンタルズ分析と、グロース投資は機械的なテクニカル分析と相性がいい」

 

 

「グロース株でも、将来の業績予測に対して過小評価されている水準まで株価が低下した場合は、バリュー株とみなせる」

 

 

「バリュー相場は上昇するほど減速して陽線が短くなり、グロース相場は上昇するほど過熱して陽線が長くなっていく」★

 

 

「優良バリュー株と優良グロース株の共通点は、企業本来の実力と価値が正しく評価されていない点で割安ということだ」

 

 

「ナンピンは、バリュー投資の短中長期投資では有効だが、短期投資やグロース投資では裏目に出やすい」★

 

 

「成長余力の乏しい日本の株は、全体的に割安であり、成長余力のある米国株は、全体的にグロースの様相を呈している」

 

 

「日本の優良バリュー株と、米国の優良グロース株をバランスよく組み入れれば、相当堅固なポートフォリオが完成する」

 

 



インデックス投資と高配当株投資


 

 

「最も合理的な投資手法は、インデックス投資でも高配当株投資でもなく、優良株投資である」

 

「インデックス投資に最も適性がある人は、投資自体には関心はないが資産形成は必要という人だ」

#インデックスとは、全世界株式、全米株式、先進国株式、S&P500指数、NASDAQ指数、TOPIX指数など、誰もが知る優良な株式インデックスファンドを指します。

 

 

「インデックス投資は、株式投資というより、利回りの良い20年満期の定期預金だと考えた方が上手くいく」

 

 

「インデックス投資は、実現利益を長期間ゼロに固定し、徴税をかわし続ける所に強みがある」

 

 

「年7%複利で計算すれば、今年の納税額が100万円増えると、30年後の資産が761万円目減りする」

 

 

「インデックスの積立投資は、退屈を極める所に隠れた強みがある」

 

 

「相場も株式ニュースもろくに見ないインデックス投資家は、抜群に優秀である」★

 

 

「インデックス投資は、全世界株式やS&P500など、大勢の投資家と同じ銘柄を選択しても優位性は低くならない」

 

 

「大多数の人は数年のうちに心が一変するから、首尾一貫した継続力には一定の優位性がある」★

 

 

「インデックス投資は、誰もが簡単に理解できるが、誰もが簡単に継続できる投資手法ではない」

 

 

「インデックス投資は、継続することが成功のゴールに等しいから、マラソン同様、励みになる仲間の存在は貴重だ」

 

 

「インデックスの定期積立をスポット買いに変更すると、高値を多く掴んだり、安値をあまり拾えないリスクが高まる」

 

 

「インデックスの定期・定額積立は、資金枯渇の心配がなく、暴落後の資産回復も早いから、メンタルに優しい」★

#定期・定額積立は、別名、ドルコスト平均法と呼ばれます。相場が長期低迷しても、その後、上昇に転じれば、資産回復が早く進みます。詳しくは「6.重要知識」の「投資の世界にはびこる誤解」をご参照下さい。

 

 

「インデックスの積立投資は、安値を拾う冬の時代が長く続くほど、春には大きな実りをもたらす」

 

 

「S&P500は、歴史上100%の確率で高値を更新し続けてきたから、どんな時も積立をためらう必要がない」★

 

 

「投資やFIREのブームと、長期的な相場の天井は、時期的におおむね一致する」

 

 

「インデックス投資の出口戦略としては、皆が浮かれる金融相場の終盤~業績相場での売却を意識すると優位性が高まる」★

#詳しくは「6.重要知識」の「金利が生む市場サイクル」をご参照下さい。

 

 

「インデックス投資は、投資期間が長いほど元本割れのリスクが低くなるが、利益率が上がるとは限らない」

 

 

「近年の日本企業の増配に対する意欲を見れば、高配当株投資がFIREへの近道であることは疑う余地がない」

 

 

「高配当株投資の魅力は、相場が右肩下がりの時でも、右肩上がりの不労所得を実感できることにある」

 

 

「高配当株投資は、精度の高い目標設定が唯一可能な投資手法であり、FIREの達成には最適といえる」

 

 

「高配当株投資のメリットは、相場が長期低迷しても、確実にFIRE達成率が上昇し続けることにある」

 

 

「高配当株投資は、不確かな元本保証ではなく、確実なキャッシュフロー保証に主眼を置いている」

 

 

「優良な高配当株は、自分の代わりに働いて、勝手に給料を振り込んでくれる人生の相棒だ」

 

 

「自分の計算通りに人生を豊かにできる投資プランは、高配当株投資でしか成しえない」

 

 

「高配当株は長期安定保有が前提だから、決算発表のたびに不安になる銘柄は一つも選んではいけない」

 

 

「配当政策は、企業の自信と誠意を表す指標である」

 

 

「高配当株投資で、最初に売却の誘惑に駆られる瞬間は、年間配当金と同額の含み益が乗った時だ」★

 

 

「高配当株投資で誰もがやるミスは、とっくに損切りすべき銘柄を、惰性で持ち続けてしまうことだ」★

 

 

「高配当株でも、割高感が出れば売却したり、魅力的な割安株と入れ替えた方が投資効率は上昇しやすい」★

 

 

「高配当株投資のメリットは売らなくていいことだが、売らないことは、キャピタルゲインを取りこぼすデメリットと隣り合わせだ」★

 

 

「配当利回りが高い銘柄に遭遇したら、安易に飛びつかず、名探偵のようにその内情を追究しなければならない」

 

 

「割安な優良株に絞って配当再投資を継続すれば、高配当株でもインデックスに負けない投資効率を維持できる」

 

 

「高配当株投資は非効率だと敬遠する人が多くなるほど、高配当株は平均的に割安になって投資価値が高まる」★

 

 

「高配当株投資がブーム化すると、優良な高配当株が高配当でない水準まで買われてしまう」★

 

 

「新しいNISA制度をうまく活用すれば、高配当株投資の税制面のデメリットは大きく解消される」

 

 

「配当利回りが40%の企業は、余った純利益の60%分が企業価値に加算され、それに応じた株価成長が期待できる」★

 

 

「安定収益モデルで配当性向の高い優良ディフェンシブ銘柄は、相場の値動きが比較的マイルドだから、債券の代用品として一部組み入れてもいい」

#配当性向が高い優良ディフェンシブ銘柄とは、安定収益ビジネスモデルで配当性向が70~90%程度の銘柄を想定しています。

 

 

「無期限の一般信用取引を適切に活用すれば、『配当落調整金』の名目で一定のキャッシュフローを構築できる」

#配当落調整金は、配当金から所得税(15.315%)が引かれた金額です。これに通常の20.315%の税金がさらにかかります。信用取引を行う際は、買い方金利、管理費、名義書換料などの諸経費に十分注意しましょう。

 

 

「高配当株投資で銘柄数を増やすと管理が大変になり、配当金がもはや不労所得とは言えなくなる」★

#個人投資家が5銘柄に均等分散投資したケース(各銘柄20%ずつ)で考えます。1社が重大な危機に瀕して、直近の時価の半値で売却できた場合、ポートフォリオ全体の棄損率は10%です。残り4社の株価と配当金が年5%成長すれば、2年で元通りになります。売却で回収した10%分の現金があるため、配当生活にも支障はありません。

 

 

「資産形成やFIREを目的に投資するなら、優待投資はあくまでオマケ程度に取り組んだほうがいい」

 

 

「高水準の配当を毎年支払えることは、企業の財務健全性やキャッシュ創出力を測る重要な物差しになる」★

 

 

「『安定的な配当の継続』や『配当性向30%の利益還元』といった配当政策は、陳腐の一言に尽きる」

 

 

「早期FIREを目指すなら、配当利回り4.5%以上で、減配実績のほとんどない優良株に厳選投資したほうがいい」

 

 

「自社株買いと安定的な増配をバランスよく行う企業はビジネスが順調であり、株主の利益成長にまで気が回っている」★

 

 

「自社株買いは、不定期かつ株主の強制力が及ばない還元策だから、毎年の投資リターンを正確に把握できない」★